2010年3月7日日曜日

Yahoo Japan / My video is now on Yahoo Japan



なんだか色々な人から映像に関するメールが届くなぁ、と思っていたら、今回制作したこの映像がいつの間にやら「Yahoo映像トピックス」というコーナーに取り上げられていました。ビックリです。我が家は夜中にプチ騒ぎでした。[Link]

I received heapes of emails about my final thesis movie, and wondering why. And finally find out that my short movie was somehow picked by Yahoo Japan staff and that's why a lot of Japanese people have been watching it. I was seriously surprised when I see the title of my movie on Yahoo Japan top page, and when I clicked, it took me to MY Video! omg! Do you wanna know what I said then? "Yahoo!" well, of course I didn't. [Link]



知らないうちに邦題のタイトルが「不思議の国ニッポンで起こる8つの謎」になってたのも驚いたけど、確かにそのほうがキャッチーなのかな。Yahoo! Japanのトップページから自分の作品がリンクしてるというのは、かなり不思議な感覚。

ただ、今回の映像は、多くの人に見てもらうのが目的の1つで、その為にどうしようかを考えてる所だったから、その目標が気づけば達成できていたことは嬉しい。1日で5万回近くも再生されているようで、日本人が一番均等に、しかも多く利用しているYahooは最高の発表の場所のなのかもしれません。賛否両論、メッセージも頂きました。とてもありがたいです。

今はこのブログも多く見てもらえているようなので、何を書こうか迷ったけれど、今回統計を調べる際に使った、慈善団体のリンクをいくつか貼ることにしました。ビデオ自体は「何をどうすべき」と、促すものではないけれど、ただ、興味をもって、もし何かのトピックでより深く知りたいと思ってもらえたら、こんな嬉しい事もないかな、と思っています。気になったかたは下のリンクを覗いてみてください。

To be picked, is really my pleasure, since this video is a piece of propaganda. I wanted to show it as many people as possible, but I had no idea how to do it. Then, fortunately they picked my movie, and it already had played more than 50,000 times! Now i think Yahoo.jp is the best place to exhibit this piece, since it's the biggest Internet portal site in Japan. I already received both positive and negative feedbacks. Thanks a lot for those who sent me your comments ; ) If you wanna shout about this movie, please send me message here beer_sp475@yahoo.co.jp
Seems like also lots of people are checking out this blog, so I've been thinking what I should post this time. And decided to put some useful links about worldwide organizations. Since I used some of them as a information source.
This video is not forcing you to do something special to save the world or something else, however, If you are more interested in certain problem why don't you look up bit more and dig a little bit deeper? If you feel like that, because of my movie, nothing better pleasure than this, as a graphic designer ; )


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WFP/国連世界食糧計画
(World Food Programme)
[WFP - 日本語サイト]
[WFP - English Site]

UNICEF/ユニセフ
[UNICEF - 日本語サイト]
[UNICEF - English Site]

World Vision
[World Vision - English Site]

WHO
[WHO - English Site]


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追記 2010/03/31 (コメント欄より引用)

お久しぶりです。沢山のコメント、そして厳しい批評、ありがとうございます。ネット特有の単なる中傷のような書き込みには悲しくなりますが、的確な指摘をしてくださった方々、ありがとうございます。

できればさまざまな意見に関して、お互いに言いっぱなしではなく、しっかりと色々な問題について話し合えたら一番だと思うのですが、そうもできないので、とりあえず作家としての僕の考えをこのコメント欄に書いておきますね。

基本的なスタンスとしては、日本人に向けた映像であり、不思議な事実だと思うことを共有しやすいように、統計を元に映像化しました。問題提起の為に、全般的に皮肉で、あえて気持ちのよい終わり方にはしませんでした。

多くのステレオタイプ的な誇張や、ジョークが入っているのは、日本人ではない人が作ったという、「外からの目線」を印象づける為と、10分以上の、統計が多く入った、見飽きる可能性の高い、長い映像を最後まで見てもらうための理由からです。ただし、ステレオタイプやジョークも、決して僕がでっち上げたものでは無く、外国人の方の意見や書籍やネットからの情報源を元にして制作したことをわかっていただきたい。

笑いを入れた分、情報に持てる信憑性が下がるということもわかっていました。でも、もしこれが仮に「美しい国、日本」という映像で、教科書のような真面目な映像を作ってしまったら、誰もこの映像に興味を持てないこともわかっていたのです。そして誰も興味をもてない映像では、問題提起の意味が持てないことも。

そこで悩んだのは、僕自身の立ち位置。それと、難しかったのはエンターテイメント性と信頼性とのバランスです。おそらくこのような情報グラフィックを作る際は、良い部分と、悪い部分を、半々に入れる方法が最も基本的な方法だとは、わかっていましたが、日本人に対して、日本の良い部分というのは周知の事実が多すぎること、そして逆に僕の主張が崩れやすくなってしまうと考え、今回の映像では省きました。ディベートをする際の、ひとつの意見だと考えてもらえるとわかりやすいと思います。僕の取った方法に、賛成してもらっても、反対してもらってもいいのですが、それについて気軽に議論できるような、キッカケにしたかったのです。

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いくつかコメントを頂いた件に返信です。「日本の残飯の量が、世界の食料援助の量の合計の4倍」という件で、日本の残飯は、途上国の飢餓にはまったく関係が無い」といった意見がいくつかありました。

確かに日本人が食べ物を捨てなかったら、その食料が発展途上国に行く、だなんて、そんなに世界が単純ではないことは充分にわかっているつもりです。数字にも反映されないかもしれません。ただ、表現は挑発的にとられるかもしれませんが、これらを比較した事は間違っていることではないと今も思っています。地球の裏側では食べ物が無い人がいて、ここでは食べ物を捨てている人がいる。そして日本を含めた、各国の残飯量が減れば、途上国にとっても食料不足を防ぐチャンスが増えていくからです。

割り箸が廃材利用でできているという意見も多くありました。しかし僕が調べた情報では、それは国内での10%の中の話であり、中国等から輸入している木材は、コスト面の関係で廃材利用では無いとのことです。日本の廃材利用の割り箸よりも、単純に安く仕上がる為、輸入の割合がどんどん増えていってしまったのが現状のようです。

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英語版の方は特に日本に住んでいる外国人の方を中心に、良いフィードバックを頂き、有意義な議論ができたのですが、単純に日本に対して全く事前知識が無い外国人の方には、立ち位置が適切じゃない動画だと判断して、現在動画はアップしていません。その件で気分を悪くされた方、すみませんでした。ご指摘ありがとうございます。

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僕が受けてきた教育は、ほとんどデザインだけで、統計や数値に関しての専門知識は受けていません。数値の比べ方など、その方面の方にとっては普通の方法ではないのだろうと思うのですが、ただ調べて出てきた統計を、「事実では無い」と言われることには反論したいです。

最後に、「日本を嫌いだからこれを作った。」という意見ですが、決してそうではありません。わかっていただけないかもしれませんが、日本を好きだからこそ、何かしなくてはいけないと思って制作しました。賛否両論の意見の中に埋もれ、今は正直苦しいですが、この作品を作って、それによって様々な議論を生めたことに関しては今も有意義だったと思っています。

映像を見られた方には、僕の映像だけでなく、多く頂いた、この作品に対する反論の意見や、コメントもしっかり読んで頂いて、そしてそれらを包括して、より深く調べるキッカケや、自身の考えを持つ手助けになれば、幸いです。

不躾で、そして文章力が無くてすみません…。伝えたかったことが伝わってることを願います。また何かあれば、コメントください。批評の場合は、どこをどうしたらもっと良くなる、等を書いていただけると、この作品を今後編集していく際に役立って嬉しいです。

田中健一

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※この記事のコメント欄は作品やブログに関係のない、学校関係の個人情報を公開される等の被害があった為、閉鎖しています。
頂いた意見は保存してありますのでご了承ください。
賛否両論、様々な意見勉強になります。ありがとうございました。

*Sorry, I had some bad spam messages and comment dialog box is temporally not available.

2010年3月4日木曜日

卒展レポート / Graduation Exhibition Report



気づけばあっという間に卒展が終わってしまった…!展示方法や名刺作り、映像も毎日地味に手直しをしてて、開催期間中でさえも結局ジタバタしていた一週間。

「楽しかった」というより、なんだか「幸せだな」と思える、特別な日々だった。今回は「情報を伝える」事を優先した分、どこまで自分の個性を出せたかわかんないけど、その分過去に無い程、様々な年代の人に評価してもらい、話し合う事ができたよ。「わかりやすかった」という意見や「考えさせられた」という意見が、本当に多くもらえました。ありがたいです。

今回は「田中健一」としてではなく、1人の「デザイナー」として、良い結果が出せたような、そんな気持ち。わざわざ会場まで足を運んでくれた方、本当にありがとう!毎日会場にはいたけど、結構すれ違いも多くて、来てくれたのに会えなかった人、ごめんなさい。また次の機会に会おう!

今回は桑原賞という賞も頂け、なにやら卒業式にはメダルや賞状をもらって首席での卒業になるらしい…。全然そんなキャラじゃないし、大学の文句ばかり言ってるオレが貰うのは皮肉な感じもするけど、専攻を超えて、教授達に作品が認めてもらえた事は素直に嬉しい。

写真は最終日の講評の様子。資生堂、サントリーのデザイナーの方にも来てもらい、こんな沢山の人に作品を見られております。なんかみんな怖い顔して見てるから、こんときは不安だったー。(笑)

会場では、工芸(高校)の時の仲間に、県芸卒業生など、本当に色んな懐かしい人達と会って、色んなことを話して、本当に楽しかった。今工芸のデザイン科に通ってる後輩に当たる高校生や、当時の先生、(米ちゃん&塚田先生)にも会えて、今の高校の話を聞くのはなんだか不思議な感じだったな。(工芸のみんな、今は購買のモンテローザが無くなっちゃったらしいよ!笑)それと、前にも書いた、高校の卒展「心サミット」や、留学の際にお世話になった「ヨネちゃん」こと米倉先生に、褒めてもらえたのは、自分の中でとても大きかった。

オレの作品は上の映像「JAPAN - The Strange Country」です。今回はWebにアップしようか迷っていたけど、来てくれた多くの方からも、もう一度見たいと言ってもらえたので、アップしました。(このままでも見れるけど、右下「Vimeo」の文字からリンク先に行くと、HD画質になってフルスクリーンでもキレイに見れるよ。)展示の時の液晶テレビ程色はキレイに出ないけれど、是非見てみて、また感想ある人、教えてね。英語版の方も近いうちに圧縮してVimeoにアップします!

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今回は慌ただしくてあんま写真撮れなかったけど、ここからは勝手に2010卒制レポートします!勝手なコメントも書いてみました。今回のブログはとっても長いので、コーヒーでも用意して、飲みながら読んどくれ。笑


全然写真じゃ伝わらないけれど、曽根ちゃんの精密な、鉛筆の粉と紙だけの世界、「灰色の宝石」から一作品。誰もが使う「鉛筆」という素材だけで、誰も描けない絵を描く。「見つけたんだ。」って思った。個人的にはこの新作が一番好き。本当に、本当に綺麗。©曽根若菜/Wakana Sone



鈴木春香ちゃんの「interior of the Universe」。これも、本当に綺麗な世界。紙を切るという単純な事の積み重ねで、こんなことができるんだなぁ、と単純に感動しちゃう。全く異なった形のレイヤーが、透けて重なり合ってる部分が想像以上のおもしろさを持ってると思った。この作品は、毎日遅くまで根気よく作業していた彼女の成果だと思う。ただ展示方法だけはちょっともったいなかったかも。
©鈴木春香/Haruka Suzuki




荒関さんの、シャープなグラフィック作品、「mol」。分子構造の持つ科学的な美しさに、パターンを与える。白黒のパターンは、ありふれているハズなのに、これは新鮮な着地点。単体でももちろん美しいけど、連作になる事で比べれたり、呼応し合って深くなる作品だと感じた。部屋に欲しい作品。
©荒関浩子/Hiroko Araseki



あいかちゃんのスツールとテーブル「tri-」特にこのテーブルは逸品。フレームのシャープな形状に、丸ガラスを載せてるのが気持ちいい。ファブリックの紺色もしっかりマッチ。接地面とかフレームの角の処理とか、細かい所を突き詰めれば商品化しても売れそう。©岡田愛可/Aika Okada


石神さんの「portraits」から一枚。レトロポップで、見た事ありそうで、見た事無い世界感。かわいさ×奇妙さの狙いは個人的にはかなり好き。その差が一枚の絵の中で激しくなっていくほど、面白味が出るのかも。写真じゃ見えないけどパネル横が金のレースってのもいい。この先どう絵が変化していくのか楽しみ。©石神智佳/Tomoka Ishigami


社長の新作紙芝居「縁側の理解者」&持ち運べる紙芝居フレーム。彼の世界観は、実は突拍子も無く不思議なのだけど、それが紙芝居というメディアだと、すんなり受け入れれて、単純に、とても楽しい。話も今回のが一番楽しかった。縁側=世界の狭間のグレーゾーン、その発想力かなり好き。
©伊藤公一/Koichi Ito



言わずと知れたSTOMACHACHEことトモエちゃんの作品。どの作品にもしっかり自分の色が出てて、スケボーのランプを作っちゃうのも良かったし、卒制だからと気負わず好きな事をやったいい結果が出てると思った。相変わらず、味があってカワイイ絵を描くなぁ。なんだかくやしいけど、欲しいと思っちゃうものばかり。くそー。(笑)ブログもとてもカワイイ。http://stomachach.exblog.jp
©宮崎知恵/Tomoe Miyazaki (STOMACHACHE)


しょっさんの「超新星AMAND」もう、これは圧倒的な存在感…。なんて書くべきかよくわからんけど、とりあえず凄い。武器はチェーンソーみたいなのがガソリンで動くし、彫刻のディテールは半端無いし、仮面はマジックミラーになってるし、もう細かいこだわりだらけ。でもそんなヒーローが美術館を普通に歩き廻ってる図は結構不思議だったかも…(笑)でも記念撮影出来るというのは嬉しいね。
©伊藤翔太/Shota Ito



県芸のイケメン問題児タッチ。進みが遅くて前日までエアー展示だった時はどうしようかと思ったけれど、終わってみれば、これはお世辞抜きで、本当に良い絵本になっていた。単純に良い絵をいつも描いてるけど、感情移入ができたり、微妙な表情を狙って描く必要性のある絵本は違う角度から絵や作家性が見れて、新鮮だったよ。主張しないけれど、さりげなく、絵を生かした装丁をしたポリにも脱帽。そして裏紙にあえて黄色を選択したところも良かった。それと、右下写真、左のウイスキーボトルは格別にイイ味出てる。©橘健太/Kenta Tachibana + 伊藤祐基/Yuki Ito

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気ままに好き勝手書いてみました。他にも色んな面白い作品が、デザイン専攻にも、他の専攻にもあったんだけど、今回はバタバタしすぎて写真撮ってなかったのが残念。誰かいい感じに写真撮って記録してた人がいれば送ってほしいよ。卒展全体としては、今年はちょっと異質な年だったような気がする。照明作品みたいな小物のプロダクトはほとんど無かったし、なんだかちょっとだけダークというか、シュールというか、昔の物だけが持つ「味」のような、変わった色がある学年だったのかな、なーんて今更ながら思う。

長かった学生生活も、ついに終わりが近づいてる。
昨日学校まで運転しながらミスチルを聞いてたら、この学校に向かう道や、この街ともお別れだと思ってちょっと泣きそうになった。
仕事をする準備はできてるけど、この3月は長く感じれる一ヶ月にしたいと思う。

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で、終わりかと思いきやここからはまた自分の話。(笑)
今回は卒展ということで、多くの人が来るのもわかってたからしっかりとプロモーションツールを作りました。今更だけど、せっかくなので綺麗に写真を撮ってみたよ。

まずは今回メインで時間をかけて作った名刺。(というか自分フライヤー。)納期や運送日の計算ミスで、卒展最終日まで届かなかったという問題作。(笑)でもなんとか最終日には届いて良かった!人生初チャレンジの箔押しで、実験も兼ねてかなり贅沢に箔使っちゃいました。ケナフ紙に単色黒が思ったより出なくって、実物はこの写真よりコントラストがかなり低いグレーになっちゃったけど、でもやりたかったことができて満足してる。いっぱいあるとお金持ちの気分になれます。(実際はこれのせいで貧乏ですが。笑)かなり発注して沢山あるので、欲しい人は次回会う時に言ってくださいな。


そしてこっちは金の名刺が届くまで使おうと自分で作ったOHP名刺。一時的に使うだけのつもりだったんだけど、いい感じにシンプルになって、これはこれで気に入ってる。自分で刷るとカラーバリエーション豊富にできていい。こいつは特に重ねると綺麗で楽しい。


あと、これは無印良品だけど、ゲストブックと題して感想ノートも作ったよ。転写で刷るまで黒地に黒インクがどう載るかわかんなかったんだけど、やってみたらかなりいい出来でした。まだ作ったばかりのアイコンだけど、色んなアイテムに使うと、しっかりブランディングされてるみたいで嬉しくなるね!

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最後になってしまったけど、感想ノートにコメントを書いてくれた方々、どうもありがとう!温かいコメントが多くて、本当に勉強になり、嬉しかったです。ちょっとした宝物になりました。大切にして、何か迷った時に読んでやる気を出そうと思います。

なんだかダラダラと書いてしまったけど、最後まで読んでくれていたらどうもありがとう。
卒展は終わったけど、やりたいことも結構あるから、またちょくちょく作品アップします!

Cheers,

Kenichi